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2009年11月29日 (日)

フィールドノート・伊豆沼

今シーズン初めて,早起きをしてマガンの飛び立ちを見に行った。気温は氷点下1度。寒いが,霧が出ないし空気が澄んでいるため,美しい「朝日とマガン」が見られるはずである。沼に着くと先客がカメラを構えている。学生さんだろうか。

09112916時~6時10分にかけてガンが飛び立った。早過ぎる!
厳冬期から春先にかけてであればまばらな飛び立ちもあり得るが,10月~11月はもっと一斉に飛び立つことが多いはず。こんな時は,たいてい沼に戻ってくる。予想通り沼上空を旋回してまた降りた。いわゆる「フェイント」である。このフェイントをするガンは,伊豆沼の東側へ採餌に行く群れだと思うのだが,あくまでも経験での予想。科学的根拠はない。しかしこの飛び立ち方はあまりよくない。今朝はバラバラに飛ぶのではないかという不安が頭をよぎってきた。

0911292日の出が近づくにつれて,だんだん霧が出てきた。こういう朝は,幻想的な風景になるかホワイトアウトになるかのどちらかである。ますます嫌な予感・・・。とうとう,日の出時刻には濃い霧に包まれてしまい,鳴き交わすマガンの声だけが響いている状態に・・・。ほんの一瞬,半分だけ顔を出した太陽をバックに撮影を試みる。家を出るときにイメージした「朝日とマガン」には程遠い写真となってしまった。

けっきょく霧が晴れたのは9時頃だった
【2009年11月29日(日) 6:00~9:00 晴れ(濃霧) 23種】
マガン,オオハクチョウ,オナガガモ,カルガモ,ハシビロガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,ダイサギ,アオサギ,オオバン,トビ,キジ,キジバト,ハクセキレイ,ヒヨドリ,ジョウビタキ,ツグミ,シジュウカラ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス

0911293帰宅途中の田んぼでマガン約500羽の群れを発見。じっくり見るが,「緑H18」の標識マガンが入っているだけで,珍ガンを見つけることはできなかった。数年前は,この規模の群れであればワクワクしたものだが,最近は渡来数が増えたため,500羽前後の群れは当たり前になっている。珍ガンを探すには田んぼ1枚を埋めつくす最低2,000羽の群れを探すのがミソである。約500羽の群れの中に,アオサギが1羽いた。きれいな成鳥である。久しぶりにフィールドに出た締めくくりに数枚撮影。その直後,犬の散歩で近づいた人に驚いて飛び立ったマガンとともに,どこかへ飛び去ってしまった。

0911294仕事のストレスには休日の過ごし方が大事だそうだ。最近は,寝て暮らすだけの休日だったので明らかに逆効果。分かってはいるが体が動かなかった。久しぶりにフィールドに出て,冷たくも澄んだ空気を吸うことができた朝であった。

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