« 電子黒板は教室に必要か | トップページ | Expression Web 4 »

2010年11月25日 (木)

カラの混群

冬になると,カラ類は混群を作るようになる。シジュウカラ,ヒガラのほか,エナガ,コゲラなどが混じる群れである。遠くから「ジュクジュク」「ジュリリリッ」という声が聞こえたら立ち止まってみよう。その声がだんだん近づいてきたらしめたもの。その場にしゃがんで,目の前を通過するカラ類をじっくり楽しもう。

101125 かわいくて一番人気はエナガだろう。つぶらな瞳,おちょぼ口,ふっくらした体,「柄長」と言われるゆえんである長い尾。ちょろちょろ動き回ったり,木の枝にぶら下がったりするもんだから,かわいくてつい目尻が下がってしまう。今日も,職場前の林でにぎやかに鳴いていた。
白い体に黒いネクタイをしているのはシジュウカラ。「ジュクジュク」と鳴きながら,枝先や地面を広範囲に動き回る。シジュウカラにそっくりだが,ネクタイがないのはヒガラ。寝ぐせのように見える冠羽がかわいらしい。
「ギィー」という声が聞こえたら,キツツキの仲間であるコゲラが混じっている。環境によっては,カラフルな色調のヤマガラや,黒い帽子をかぶったようなコガラを見ることもできよう。

日本の森林に一年中住む鳥は,繁殖を終えるとほとんどが群れを作る。みんなで食べ物を探せば効率がいいし,みんなで警戒すれば危険性が少ないからである。言わば『たくさんの目の効果』である。
異なる種類の混群となると,採餌場所や警戒範囲が少しずつ違うため,効果がさらに増大すると言われている。言ってみれば『いろいろな目の効果』である。

木々の葉がすっかり落ちたら,混群を観察しやすくなる。校庭の周りや近くの公園,裏山などで耳を澄ましてみてはいかがだろうか。

(注)混群の効果は実証的な研究が世界各地で行われているが,膨大なデータが必要なため,その効果は未だ仮説の段階である。

|

« 電子黒板は教室に必要か | トップページ | Expression Web 4 »

観察記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 電子黒板は教室に必要か | トップページ | Expression Web 4 »